第2回 ブランド開発のたとえ話 一本の樹のお話

ブランディングのたとえ話

 

商品開発やブランド開発
新規での実店舗のご出店やECの開発など
それらのご相談をお受けし
共に考える毎日のお仕事です
そんなとき
何か新しいことを考えなくては
これまでにない未知のアイデアを生み出さなくては
斬新で売れる商品をゼロから考えなくては
そう思い悩み焦ってしまう
そんな場面によく出会います
いつも
新しいことを始める時は
毎日とんでもないエネルギーを使いますね
そのうえ
新しいアイデアを生み出し
具現化もしなくてはいけない
それを収益化し継続しなくてはいけない
もう既にストレスです
せっかくの新しいチャレンジが
現実と頭の中との乖離で一杯になってしまう
その距離が大きければ大きいほど
ご自身が傷んでいく
そんな時
相当失礼に当たるかもしれないことを覚悟の上で
ひとつのたとえ話をさせていただくことがあります
一本の樹のお話です
私のオフィスの前に
一本のどんぐりの樹が立っています
春になると
ほんの一瞬だけすごーく地味な花を咲かせます
お世辞なりとも綺麗ではないし人の目も引きません
それを目当てに足を運ぶ人も
樹の下でお酒を飲む人もありません
しかも周りの木々よりも遅れて開花する
スロースターター
決して桜や薔薇などのスター選手ではない
でも私はすごく好きなんですね
あなたが生み出そうとしている商品やサービスも
もしかしたらスター選手じゃないかも知れない
理想よりも遅れて評価されるかも知れない
でもそれを好きな人は必ずいる
もしどんぐりの木が
桜や薔薇のような美しい花を咲かせようとしても
どんぐりには似合わないし
特性に合っていないものを求めても
逆に傷んでしまう
ないものを求めて痛むより
自分の特性にあった商品を
好きと言ってくれるお客様を探そう


あるもの



答えかも
自分の根っこをもう一回見てみましょう
ルートブランディングの始まりとなったお話です

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